2021-05-19 第204回国会 衆議院 厚生労働委員会 第20号
また、STDによる感染は不顕性感染となる場合が多くて、その多くはジェノタイプAであると考えられます。 そこで、まず厚生労働省の認識として、注射器の使い回しが行われた集団予防接種を受けたものの、それが原因ではなくて、STDやあるいは入れ墨が原因の感染が紛れ込んで、完全に排除できるものではないということでよろしいですね。
また、STDによる感染は不顕性感染となる場合が多くて、その多くはジェノタイプAであると考えられます。 そこで、まず厚生労働省の認識として、注射器の使い回しが行われた集団予防接種を受けたものの、それが原因ではなくて、STDやあるいは入れ墨が原因の感染が紛れ込んで、完全に排除できるものではないということでよろしいですね。
ジェノタイプAというのは、Aa型、アジア・アフリカ型と、Ae型、欧米型に分かれますね。さっき申し上げたように、平成八年から、このAe、欧米型が増えています。ジェノタイプAというのはキャリアの二%ぐらいなんです。最も多いBが八五%、Cが一二%。
ジェノタイプ検査というのは、もう大臣御承知だと思いますけれども、B型肝炎ウイルスへの感染時期を確認して、成人になってからの感染ではないことを証明するためにも必要な検査ですよね、訴訟の提起という意味ではですよ。 ジェノタイプAe型のHBVは、平成八年以降に日本での感染例が増加してきています。また、これは成人以降に感染しても一〇%前後がキャリア化することが分かっている。
ただ、近年、我が国においても報告が増加しておりますジェノタイプAのB型肝炎による急性肝炎につきましては、成人期の感染でありましてもその後遷延して慢性化しやすいということもございまして、ここの部分についてはその動向について注視が必要だと考えているところでございます。
いわゆるユニバーサルワクチンは二十年間の効果があると言われますが、実際は人によってばらつきがありますし、今問題になっているジェノタイプAeに関しては成人後の水平感染が多く、効果が切れた後であれば感染の可能性があり得るなど、限界があります。 二〇一一年の訴訟団との基本合意以降、一万人を超える和解が成立しましたが、四十三万人以上と推計される被害者の二%でしかありません。
例えば、ジェノタイプAが近年ふえているという問題、あるいは父子感染の問題など、裁判の中でも随分議論になって、紛れ込みがあるのだ、なので因果関係が薬害よりも低いということが政府の言い分の根拠になっているのではないかと思います。
しかし、問題なのは、いろいろある中で、紛れ込みを防ぐということを理由にして、明らかに感染被害を受けた被害者の方のかなりの数を一緒に排除してしまう立場に立つのか、そうではなくて、明らかにそうではない人を認定する方法を考えて除外整理をしていくかということを考えた場合に、法的には後者の立場、明らかにほかの問題とは違うものならばともかく、父子感染とかジェノタイプの問題というのは私どもは違うというふうに考えています
B型肝炎は非常に感染力が強くて、さまざまな感染経路があるということで、予防接種以外の感染経路として、国側は、父親のウイルス検査並びにジェノタイプについて確認する必要があるというふうに言っておりますけれども、本当に必要があるんでしょうか。